末吉文信助役 それでは、皆さん、たいへんご苦労さまです。先日お受けいたしました公開質問状について、これから順を追って、誠意を持ってお答えしたいと思っております。
また、はじめに、今日あらかじめ市長から指示を受けまして、皆様方への回答については私の方から行うことになっておりますので、ご理解をたまわりたいと思っております。
それでは早速ですけれども、一応回答に入らせていただきます。
大城敬人共同代表 助役、最初は二つありますので。
末吉文信助役 公開質問状から先に。
大城敬人共同代表 公開質問状からですね。はい、わかりました。
それでは、皆さん、公開質問状を開いてくださいね。
はい、よろしくお願いします。
末吉文信助役 その中で、[一]市長の施政方針ということがございますけれども、質問の(1)(2)(4)となっていますので、(4)公約違反・施政方針違反ということについてお答えをしたいと思います。
安部和子さん すいません。もうちょっと大きくお願いいたします。後まで聞こえないと思います。
末吉文信助役 平成17年10月29日、日米安全保障協議委員会で合意された沿岸案については反対をしてまいりました。これまで、久辺3区の方々や市議会与党、そして関係機関団体等の意向の把握に努めてきたところでございます。その中で、地域住民の生活の安全を確保する上で、辺野古地区・豊原地区および安部地区の上空の飛行ルートを回避することは譲ることはできないということで、このラインは是非とも守ってほしいということで、防衛庁と話し合いを重ねてまいりました。
その結果、去る4月7日、防衛庁が提案した内容は、これまで名護市および宜野座村の要求にある民間地区の上空を飛行しないということが、皆さまの資料にありますように、図面をもって示されましたので、私どもといたしましては基本合意を交わしたところでございます。
したがいまして、選挙公約および施政方針に違反したということは考えておりません。また、基本合意書の白紙撤回ならびに退陣することは考えておられないということであります。
次に(3)についてでありますけれども、辺野古で座り込みをしてきたお年寄りの方々についてということですが、辺野古漁港前で座り込みをしてきた方々の状況については、報道等を通じて私どもも承知をしております。しかしながら、現時点で普天間飛行場代替施設の受け入れを拒否するということは考えておりません。
次に、[二]普天間飛行場代替施設の建設に係る基本合意についてとということでありますけれども、まず基本合意1についての質問の(1)2本のV字型滑走路が建設される場所について。基本合意書で示された建設場所は概略として示されたものであります。今後基本計画を策定する中で明らかにされるものと考えております。海上ですか、沿岸ですかという問いがありますけれども、私どもといたしましては、あの図面を見る限り水域から沿岸にまたがっているものと理解をしております。
(3)でございますけれども、滑走路と風向きの変化についてということでございますけれども、基本合意したときに政府から説明があったのは、「北風の時には着陸は内側の滑走路使用する。離陸は外側の滑走路を使用する。逆に南風の時には、反対に着陸は外側の滑走路、離陸は内側の滑走路を使用する。」ということでありました。風向きを考慮して滑走路を使い分けるというふうに理解をしております。なお基本合意書の別図、図面の方では、主たる風向ということで表示しているところでありますけれども、風向等の実態ということにつきましては、防衛施設局のデータや皆さんからいただいた資料等により、承知しているところでございます。
次(4)ですけれども、普天間飛行場における訓練実態の把握および住民への影響についてということでございますが、普天間飛行場の実態ということにつきましては、報道や宜野湾市から取り寄せました資料等により承知しているところでございます。基本合意書では、計器飛行・有視界飛行における飛行経路は海上に設定されております。代替施設の使用協定に係る基本文書の中で、常習飛行経路を設定することになっております。今後協議をしていく中で、実行性を確保していきたいと、このように考えているところでございます。
次開けまして(5)伊江島への飛行ルートについてということでございますけれども、この件につきましては以前から敬人議員からもご指摘を受けまして、議会の中でもご指摘を受けまして、いろいろ議論をしてきたところでありますけれども、施設間の移動等につきましては、現在政府からどういう飛行ルートを飛ぶんだということは受けておりません。今後使用協定に係る協議を進めていく中で、明らかになることだという風に考えております。
次に(6)飛行機によるタッチアンドゴーの訓練についてということでありますけれども、代替施設を使用する飛行機ということについては、固定翼機とヘリコプターがございます。固定翼機については小型の連絡機で、固定翼機のタッチアンドゴーの訓練は行われないと額賀防衛庁長官から伺っております。ヘリコプターについては、代替施設が普天間飛行場のヘリコプターの運用機のほとんどを吸収するということでありますので、訓練も想定されていると考えております。
次に(7)ですけれども、日米政府の合意において、滑走路の長さが1800メートルとなっていることについてでございますが、名護市いたしましては岸本前市長のときから一貫して、軍専用施設であるとするならばSACO合意の範囲を超えない施設ということを要求してまいりました。基本合意したのは建設場所についてでございまして、滑走路の長さについてはこれから政府と県・関係地方公共団体との間で協議されて決められていくものであります。名護市といたしましては、SACOの最終報告の範囲を超えるものは認められないという立場を主張してまいりたいと考えております。
次に(8)でありますけれども、代替施設へのMV22オスプレイの配備についてでありますけれども、MV22オスプレイの配備につきましては、政府に確認いたしましたところ、米国から沖縄配備について具体的な計画を今していないというようなことでございました。仮に配備されることになった場合の市の対応ということでございますけれども、現在のところ具体的な検討は行っておりませんが、協議の対象として対応していくことになろうかと考えております。
次に基本合意2についてでありますけれども、まず@(1)周辺住民の生活の安全についてでございますけれども、市民の生命財産を守ることは市長としての責任であるという風に考えております。このことを基本といたしまして、今後とも協議を行っていきたいと考えております。
(2)米軍ヘリコプターの老朽化についてでございますけれども、航空機をはじめ事故は起きてはならないと考えております。未然に防止する必要があるという風にも考えております。老朽化に伴う事故ということについては、当然安全対策上の処置の徹底や飛行士の教育等を講じるなど、事故の不安を払拭していただく必要があると考えております。
(3)事件の発生率増加の懸念でございますけれども、代替施設の建設に伴う米軍の移動により米兵による事件事故が増加するのではないかという懸念でございますけれども、そのような事件が起こらないように綱紀の粛清であるとかあるいは日米地位協定の改善等、対策を講じるよう求めていきたいとこのように考えております。
次に(4)廃弾処理問題についてでありますけれども、那覇防衛施設局に確認いたしましたところ、現在赤土対策や廃弾処理場移設のための測量等が実施され、現在米軍との基本検討を行っているというところでございます。市といたしましては、その結果が示された段階で地元に説明を行いご報告していきたいとこういう風に考えております。
次にA(1)代替施設の漁場の破壊と漁協の反対についてでございます。漁業や自然環境に与える影響につきましては、環境影響評価の中で明らかになってくるものと考えておりますけれども、できるだけ影響を与えないような施設にすることが重要だという風に考えておりまして、これまでも政府にそのように措置を講ずるようお願いをしているところでございます。また、漁業関係者の皆さんの意向を踏まえながら市としても今後対応していきたいという風に考えております。これまで5月14日に名護漁協、5月26日に沖縄県漁連からそれぞれ漁業者の負担軽減および漁業振興の確保について要請があったところでございます。5月26日県漁連の要請に対する私のコメントといたしましてはこのようにお答えしました。漁協の皆さんの要請内容についてはそのとおりであるという風に考えておりまして、これからも政府と話し合いを重ねて皆さんの要望に応えたいとこう申し上げたところでございます。
次に(2)(3)ジュゴンへの影響についてということでございますけれども、ジュゴンにつきましては皆さんが大変その活動を行われているということに敬意を表したいと思いますけれども、平成17年9月27日に発表されました県のレッドデータ、沖縄において絶滅危惧1A類に分類されている国際的に貴重な動物であるということは承知しております。藻場への影響については、今後具体的な建設計画および環境影響評価等で明らかになるものと考えておりますので、その対策を講じていただくよう求めていきたいとこのように思っております。辺野古の海域に貴重な貝が棲息しているということについても、報道や市議会で大城敬人議員が取り上げられたこともあり承知しているところであります。基本合意書においても、自然環境への保全およびジュゴン・貝類および生態系等への影響については環境影響評価によって明らかになるものと考えており、最小限にとどめていただくようこれからも引き続きお願いをしていきたいと思っております。
次に、代替施設の使用協定に係る基本合意書の内容と政府の基本合意における実現についてでありますけれども、代替施設使用協定に係る基本合意書とは平成11年12月28日に閣議決定されました普天間飛行場の移設に係る政府方針に基づいて、平成14年7月29日に政府と沖縄県・名護市で合意したものであります。政府との基本合意においては、項目の4の中で平成14年7月29日に合意した代替施設の使用協定に係る基本合意書を踏まえ使用協定を締結するということが明記されておりまして、このことについて政府に誠実に実行していただくということを申し上げているところでございます。
最後に、始めに申し上げましたように、市長は辞職する考えは持っておられないということでございます。
これで公開質問状に対する回答は終わりたいと思いますけれども、次に普天間飛行場代替施設の建設に係る基本合意の地元説明ついての申し入れでありますけれども、これは先にも申し上げましたけれども、4月7日の普天間飛行場代替施設の建設に係る基本合意書についての地元説明ということにつきましては、4月10日に二見以北十区区長、翌11日には辺野古区行政委員会・豊原区役員・名護漁協汀間支部および辺野古支部、12日には久辺3区拡大行政委員会に対し、私をはじめ担当職員をして説明を行ったところでございます。現在、市長による説明ということにつきましては予定しておりませんけれども、本案件の建設計画あるいは環境アセスメントの段階など、節目節目には市長が説明を行うことを今検討しているところでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
大城敬人共同代表 一応一通りお答えを聞いたのですが、中味について私どもが求めていることについて明確に具体的なお答えになっていないなという実感なのです。それはどういうことかと言うと、私たちは一つ一つのことについてしっかりと踏まえて、特に市民の立場からお伺いしているのです。
しかもご承知のように、この[一]の施政方針については去る3月の議会と4月1日号の市民のひろばで広く市民にも流布されておられます。このところが、まったく異なる結果になったわけですね。4月7日の合意というのは、正に施政方針などにいわれた地元・関係者・関係機関との話をされていないのですね。しかも、10月29日に日米合意が行われました、頭越しに。ところが、辺野古区では10月31日に絶対反対、この全会一致の18名の評議員・行政委員が全部参加して3日後には反対決議をしているのです、4項目で。これはご承知なのですか。
末松文信助役 承知しています。
大城敬人共同代表 じゃあ、どういうことですか。一つ一つちょっと聞きたいのですけど。今お持ちですか。辺野古の決議、声明文をちょっとあげて。助役は見ていないと思う。
どうぞ。実は、今なぜ助役がお答えになったことが…
末松文信助役 これは辺野古のじゃないね。本物ではない、ティダの会と書いてある。
大城敬人共同代表 辺野古です。見てください、書いてあります。
末吉文信助役 原文を見せてください。
大城敬人共同代表 見せてくださいって、あなた方見てないの。
末松文信助役 あれば取って来て。無ければ無いで…。どの部分ですか。
大城敬人共同代表 この中で、真中の政府・防衛庁が進めようとしているのところです。8行目です。政府・防衛庁が進めようとしているこの沿岸案に対して、地元名護市辺野古区の最高決議機関である行政委員会は、平成17年10月31日に沿岸建設反対の決議を全会一致で揚げています。辺野古区の決議は冒頭で日米合意の沿岸案に全会一致で反対と表明し、その理由として、「地元に説明が無いのは論外、移設先地域に配慮されていない、住宅地に隣接し騒音被害が懸念される、事故が懸念され普天間の二の舞になる」の4点を挙げているのですね。これをまず3日後にやっているのですね、間髪入れずに。それから後ご承知のように、豊原・久志等々で13区でも反対の決議が行われてきました。
ですから、このことからしましても、市長が3月議会で表明された施政方針の中で、「久辺3区をはじめ地元の理解が不可欠である。久辺3区をはじめ関係機関・団体等の意向を踏まえ適切に対応してまいります」と言われたのです、「市民のひろば」でもね。これはやられてないのですよ。踏まえないで、4月7日に突如これを合意されています。ですから、私たちは指摘しているのですよ。今お答えいただいたところは、事実に基づいた私たちの丁寧な質問ですね。市民はあの「市民のひろば」を読んで、いろんな疑問や矛盾が起こってきているわけです。それに対して、私たちは市民の声として、ここでこういうことについてどうなのですかとお聞きしたのですが、これらについてはどうもこれまでやってきたことが当たり前のような言い方をされています。
それから、沿岸案反対の公約にも違反していないかのような先ほどの答弁ですね。これはもう歴然とした公約違反なのです。基本合意1週間後の世論調査で市民86パーセントが容認しないとしています。これはやっぱり市民は裏切られたと思っているわけですよ。これは非常に苦しい答弁だと思うのですが、これは私たちも納得していません。
末松文信助役 そこのところをもう一度申し上げますと…。
大城敬人共同代表 見解の相違じゃないのですよ。これは助役に言っても仕方ないかもしれないが、市長は施政方針で述べられたことをそのまま無視して4月7日に合意をされた。したがって、これに対して地元辺野古の行政委員会はじめとして関係13区の地域で反対決議があがっています。そういうことからすると、市長ははっきりと施政方針で地元3区をはじめ、久辺3区をはじめ関係機関・団体との意向を踏まえ適切に対応すると言ったことをやらなかった。
周知の公約によって市民が選挙によって選んだ市長ですから、その点でもどんなに詭弁を弄しても、現実の問題として市長が沿岸案反対と言ったのは市長選挙での公約ですから、この沿岸案反対を貫いてきたという風に思われていたが、4月7日に突如としてV字型の滑走路を2本付けた沿岸案に賛成されている。
末松文信助役 敬人議員、ちょっとそれは私がさきほど申し上げたこともありますので、一方的に言わないで、そうしたら一方的な話になりますのでね。これは正に辺野古の今の行政…
大城敬人共同代表 はいどうぞ。私どもはその通りに言ってあるから、どこか違っているのを指摘してください。
末松文信助役 久辺3区は、平成17年10月29日に日米安全保障協議委員会で合意された沿岸案に反対すると書いてあります。皆さんは、単純に沿岸案と言っているけれどもこれは違いますよ。皆さんが言っていることと、私どもが言っているものと…
大城敬人共同代表 皆さんは何の沿岸案を言っているのですか。
末松文信助役 いや、協議委員会で合意されたものと言っています。
大城敬人共同代表 そうですよ。29日のですよ。
末松文信助役 それについては、私どもは反対してきたわけです。
大城敬人共同代表 だから反対したけど、この新しい沿岸案V字型のについて賛成したでしょ。
末松文信助役 それはまた別です、これとは。
目取真俊さん 助役さん、かえって悪くなりましたよね、V字型。
末松文信助役 そうは考えておりません。
目取真俊さん それで聞きますけどね、昨日閣議決定が行われて、1999年の閣議決定はパァになったんですね。次年度以降、北部振興がどうなるんだという話にまで言っています。名護市長もこのままだと協議に応じられないと言っています。ところが、じゃあこういった閣議決定が下された一番大きな原因は何ですか。4月7日に島袋市長が基本合意を交わしたから、今回の閣議決定までの動きが組まれているわけです。結局島袋市長は非常に軽率な行為を取って、それこそ政府の思うがままにあの時に基本合意を交わしたがゆえに、現在までの流れが来ているのではないですか。閣議決定の前に名護市は政府と事前に協議をするという具合に基本合意書の5で交わしていますよね。実際にどんな協議をなさったのですか。その中で、名護市の意向はどれだけ伝わっているのですか。
末松文信助役 昨日の閣議決定の内容をご覧になっている通りでありますけれども、名護市としてはこれまでの経緯を踏まえて、今後このことについて整備していくんだということで、合意もしてきたし協議もしてきたわけです。
目取真俊さん 名護市の意向はどうですか。
末松文信助役 全部が全部そうというわけではないんですけれども、昨日市長から言われたのは、最後の北部振興事業の18年度中のことが明記されておりましたので、これは従来のものを、新しいものができる間は従来のものを継続してほしいと、こういう風なことを申し上げております。
目取真俊さん そういうことも確認しないで基本合意を交わしたわけですよ、名護市は。本来は基本合意を交わす前にいろんな項目を政府と話し合って、十分に納得の行くような形でやっていれば、おそらくこういう問題は出なかったでしょうね。4月7日の時点で、十分な議論もやらないまま、地元の意向も十分に踏まえないまま政府の出した案を受け入れて、それでさらに悪い沿岸案になってしまった。その流れで今こんな閣議決定になっているんじゃないですか。前の沿岸案には反対だったけど、今の沿岸案には賛成、しかし、それは矛盾していないという言い方はまやかしではないですか。
末松文信助役 前にもお答えした通りです。それともうひとつ、地元の意向も踏まえてないのではないかというご指摘につきましては、さきほども申し上げましたように、久辺3区の方々ともお話合いをいたしました。市議会の与党議員の皆さまとも何回か話をいたしました。それから、漁業組合や関係団体にも意見を伺いました。その結果、市長が総合的に判断されて基本合意書に至ったということでございますので、地元の意向を聞かなかったということではありません。
大城敬人共同代表 ちょっとすいません。言葉を返すようですが、今助役が言われたのは事後のことなのですよ。辺野古の新しい沿岸案について、地元の意向などは踏まえていません。V字型について、地元の意向は踏まえていません。拡大された埋立ての拡大についても踏まえていません。今おっしゃったのは、事後において、与党に4月の10日にゆがふいんでやった説明、それから今さっき助役から説明のありました各区の行政委員とか、拡大行政委員会を3区やりましたね。そういうのは全部事後のことなのですよ。こういう風になったから、これを認めてくれというお話なのです。今私たちが指摘しているのは、市長はこれまで「沿岸案反対だと、私は応じない」と一生懸命言っておられて、新聞メディアも報道しました。ところが、4月7日突如として合意に至る、何があったか知りませんよ。市長が喜んで「ありがとうございます」と画面に映っているわけですから。10月29日の日米合意の沿岸案が、新しい沿岸案になったわけです。その新しい沿岸案を認めたのは、正に島袋市長と額賀大臣であって、この地域の人たちは全部蚊帳の外です。今助役が言われたのは事実と違います。いつ地元の意向を踏まえたのですか。
末松文信助役 今いつ言ったということについては…
大城敬人共同代表 あとでいいのですが、V字型の辺野古の決議を見てください。辺野古の決議が4月7日のあとに出たという話じゃないのです。辺野古は10月の31日に決議しているのです。10月の31日に4項目あげているのです。これを踏まえてやらなければいけないということを考えれば、到底新沿岸案に合意できるはずがない。持ち帰って、こういうことが提示されているがどうかというのが踏まえてということなのです。ところが、今助役が説明されたのは、後ほど仲本さんよく聞いておいて、いつの日時でそういう説明をやられたのかですね、同意を得たのかですね。というのは、初耳なのですよ。新しい沿岸案について地元を踏まえたということは、ちょっと事実誤認だと私は思っているのです。しかし、そうじゃないとおっしゃるのだったら、いつ地元との関係でV字型について合意していたのか、4月7日以前に。
末松文信助役 話をそんなに飛躍しないで。
大城敬人共同代表 今そういうようにおっしゃったから。
末松文信助役 基本合意をかわす前段で、市長は地元の皆さんとも意見交換をしていきましたけれども、それまでのはV字案というのは示されておりませんので。
大城敬人共同代表 おりませんよね、はい。
末松文信助役 しかし、地元はV字案が予測できたわけではありませんが、地元としてはできるだけ沖合に出してほしいということがあったわけです。そういったことについては市長もきちっと踏まえた上で、陸域を飛ばないというようなことも地元の意向でもありましたし、そういったことを踏まえた上で、政府から示された案について、それは陸域を飛ばない飛行ルートになって、滑走路も2本になっていて、着陸と離陸のことで分けて使うということで、宜野座と名護市の意向もクリアできたと、こういったことで合意したわけです。そういう意味では、おっしゃるようにV字型以降であったということではありません。
大城敬人共同代表 これはやってないですよね。
末松文信助役 その前段での地元の意向というのは、騒音が伴ってはいかんと、あるいは沖合に出してほしいと、海の埋立てはできるだけ小さくしてほしいと、そういった要望は持っておられたので、そういう意向を踏まえて合意に至ったと、こういうことであります。
大城敬人共同代表 それじゃあ、助役、これは1996年12月2日の1500メートルのヘリポート基本案、90ヘクタール。これは後に名護市がOKした普天間飛行場の移設先である辺野古のリーフを埋め立てる案、これが約200ヘクタールです。正確には195ヘクタールになりますか。ところが、これが日米合意の中間報告では1本の滑走路でしたね。今日の新聞に180ヘクタールになったと言っているのですね。今の助役のご説明だと、埋立ての所もそんなに広くしないで云々がありました。しかしながら、今回V字型になったことで50ヘクタール増えているのですよ。どうなったかと言うと、ほぼリーフを埋め立てる面積に匹敵する巨大なものになっているのです、事実は。こういうように明らかになってくるのです。そうすると、今さっき言われたように、地元にV字は言わなかったけれども、地元が懸念している騒音の問題だとか、ジュゴンの問題とかあるので海には広げないでくれとか、そういうことを言ったけれど、これが額賀大臣から示されたもので、地元から言われていたことについてはまるっきり反映されていないような結果になっているでしょう、この実態から見れば。
末松文信助役 ちょっと待ってください。
大城敬人共同代表 ちょっと待ってください。その前に、助役はね、日米合意の全文をお読みになっていますか。
末松文信助役 全文。
大城敬人共同代表 全文。全体の文章。日米合意。
末松文信助役 いつのですか。
大城敬人共同代表 5月1日です。
末松文信助役 最終の、一通り読みました。
大城敬人共同代表 お読みになっていますよね。今これは日経新聞の5月2日号です。昨日の閣議決定もお読みになったと思うのですが、これの7の方にV字、1800メートルを抜いていますよね。無いですよね。ところが、あの中に「日米合意を基本に基づいて」とありますよね。その基本の合意というのは何かと言うと、「日本および米国は、普天間飛行場代替施設を辺野古崎とこれに隣接する大浦湾と辺野古湾の水域を結ぶ形で設置し、V字型に配置される2本の滑走路はそれぞれ1600メートルの長さを有し、ふたつの100メートルオーバーランを有す」、これで1800ですね。「施設における各滑走路部分の長さは、護岸を除いて1800メートルになる」と。基本合意で、最終合意でこのように明確になっているわけですよ。これが閣議決定では隠されているとは言っても、あれほど明確に7のところで沖縄普天間飛行場の問題を取り上げておりまして、文書に書いていないけれどこのことに触れてあるのですね。これらが、先ほどから繰り返しているように、市長の公約であったあの沿岸案は反対で、あの沿岸案と現在の沿岸案は違うからこれは公約に違反していないという変てこな話ですが、そういう形で今おっしゃったとしても、市民を十分に納得いくように説得できるような内容じゃないわけですよ。要するに小さくなっていないのですね。場所も、今さっき説明がありましたが、滑走路は離着陸を別々にするでしょ、そうすると直線を引いたら結局は元のもくあみで、離陸にしても着陸にしても、カヌチャと松田とそして豊原の近くということになってくると、線を引くと700メートルですよ、助役。線を引くと700メートル。これを見てください。700メートルですよ、この線。
末松文信助役 どこがですか。
大城敬人共同代表 直線を見てください。いいですか。これの7ページの直線ですね、この直線ともちろんV字が出てきたのですけれども、この直線は若干沖の方に出しているのですけれども、助役もご承知のように、豊原ではこれが触っていたのを少し海岸線に触る位に寄せただけなのですよ。この7ページですよ。
末松文信助役 なんでこんな間違ったデータを資料提出するのですか。
大城敬人共同代表 間違っていませんよ。
末松文信助役 これは違うでしょ。これは今回のものではなく以前のものですよ。
大城敬人共同代表 いえ違いますよ。今回のものを持って来ましたので見てください。
末松文信助役 それで説明してください。
大城敬人共同代表 はい、これ今回のものを見てください。いいですか。
末松文信助役 これでは、直線はかぶってないですよね。
大城敬人共同代表 この線ですよね。離陸と着陸は夏と冬では違うのです。今さっき説明されたから。
末松文信助役 はい、そうです。
大城敬人共同代表 今は離陸はこれから、着陸はこれです。離陸はこうしますよと。そうすると、夏になると着陸はこれからです。
末松文信助役 夏というか、南からのときは。
大城敬人共同代表 南からの風ね。離陸はこれからすると。触りませんと言ったでしょ。ところが、ここに来るとこの線ですよ。この線は、平成13年3月10日のヘリコプターの3機編隊による名護市が行った辺野古での騒音測定で1.1キロ地点ということが重なるのです。
末松文信助役 例のデモフライト。
大城敬人共同代表 そうです。1.1キロ地点がそのまま重なるのです。
末松文信助役 はあはあ。
大城敬人共同代表 1.1キロ地点の延長線を引けば、辺野古の公民館と平和の塔での騒音が83デシベルになるのです。これは名護市が行った調査です。過去にやった名護市の調査の結果がここに示されているわけです。これをちょっと見てください。これが辺野古の平和の塔と辺野古の公民館ですよ。1.1キロ、1.4キロですね、これですよ、見てください。正に今回の沿岸案の距離ですよ。あなた方が線を引いた名護市の報告書ですよ。1.1、そのまま重なるのです、この図と。
末松文信助役 まあ、ややそんな感じですね。
大城敬人共同代表 はい、これと重なるのです。ですから、今助役は防衛施設局が10月29日の合意に基づいたパンフレットは違うと指摘されたのですが、私どもの方は精査して、これはこうだけれども、現実に名護市が行った調査の結果・データからしてもこれでは松田は89デシベル、辺野古・豊原83デシベル、汀間80デシベルとなるのです。そうすると、先ほどから言っている地元の意向を踏まえてというのは、踏まえていないわけですよ。そして、沿岸案に反対と言ったのは、こういう騒音問題だけじゃないのですが、騒音問題ひとつとっても、この陸域に入ってきたら、もう辺野古の上の方はもう住処になれない。住宅にならない。そういうことがあるから、沿岸案に反対ということを選挙中もおっしゃった。ところが、にわかに4月7日にはこれをOKした。
しかも、これ差し上げますけれど、滑走路とヘリコプターの着陸は関係ないですよ、助役。
末松文信助役 これ…
大城敬人共同代表 1800メートルの滑走路が何ゆえに1800メートルかとうのもまだ分かりません。固定翼機は来ませんから。ただ2機だけですよ。連絡機だけですよ。そうすると必要な滑走路は1500メートルです。1800メートルにした根拠は何かということについて、この合意は何と書いてあるか。「ここからは固定翼機は出発しない」と書いてあるでしょ。いわゆる、ここからは飛ばない。これまでのKC130あるいはカンサイ機が来て、ここから着陸してここから飛ぶのだと。ところが、今回は、おっしゃるように固定翼機は岩国に行くと、130はね。そうなると、実際には「固定翼機はここからは飛ばない」という文言ですが、1800メートルにおいてはタッチアンドゴーができるわけです。これについて、私どもの公開質問状に明確に答えておられない。これお読みになったのですか。そうしたら、4ページの6ですよ。タッチアンドゴーの訓練は行わないと額賀長官と約束しましたか。
末松文信助役 はい。
大城敬人共同代表 ヘリコプターも。
末松文信助役 いやいやヘリコプターはその機能が…
大城敬人共同代表 そうすると、これはまやかしでしょ。視界飛行における飛行経路、それから計器飛行における進入経路、海ばっかり飛びますよというのはヘリコプターの話でしょうね。そうすると、今言うような、現実は先ほどから普天間基地についてはいろいろと資料などを見て認識を深めておられるようにご答弁があったのですけれども、現実にはこの普天間においてはこの外を飛んでいませんよね。
末松文信助役 中心にあるからね、そこは。
大城敬人共同代表 正に、助役さんは現在のキャンプ・シュワブにおける、あるいは名護市におけるヘリコプターの訓練の状況を知っておられないですね。
末松文信助役 いわゆるここで説明しているのは、常習経路をそういう形で設定するということです。
大城敬人共同代表 これを鵜呑みにしているのですかと我々は聞いているわけですよ。
末松文信助役 それを鵜呑みというか、担保できる形を使用協定で締結していく。
大城敬人共同代表 そこで宜野湾市に行って、使用協定がどうなっているかお聞きになりましたか。夜間訓練における時間の厳守について、お調べになりましたか。いわゆる少なくとも嘉手納や普天間における使用協定、これの実行性。自信を持って担保と言われるけれども、米軍は一度も守っていないのですよ、現実は。調べられましたか。私たちは調べてきているのですけれども。これは非常に調査不十分だと言わざるをえません。どなたの話を聞いてきたか分かりませんが。
末松文信助役 これからの話ですから。
大城敬人共同代表 これからの話。いや、これまでの話です、現実に。普天間は大変だというのはなぜかと言うと、夜間についても、今おっしゃったように、危ないからぐるぐるするなと言っても聞かない、これが1日平均150回。これが200回、300回にもなる。騒音の時間はこれまで厳守されたことはない。嘉手納の町長だっていつでもおっしゃいますよね。そういうことからしたら、助役、こんな線をヘリコプターにおいて担保できるという、そんな絵に描いた餅のような話で我々市民を納得させようとしたってできる話じゃないですよね。普天間に行って見ていたら直ぐに分かることじゃないですか。名護市議会も、私が議会議員のときに一泊で権勇副議長や山城義雄さんとか上大謝名の公民館で、ホテルで泊まりながら夜通し測定するというのをやりました。上大謝名から入っているのですよ。滑走路に対して直角ですよ。そういうことを我々は現実に見てきたからこそ言うわけです。ところが、助役さんはどこまで行っておられたのか、また職員の調査の報告を聞かれたのか分かりませんが、かなり非現実的な合意の中味になってしまっているなと思います。
これはあらゆる面でそうなのですが、一夜にして拙速で決めた、その結果何の担保も取らずにですね。日米合意でもこうなってしまっているのですよ。額賀防衛庁長官との間だけの話でおっしゃるなら、ああそうかなと思う場合もあるでしょう。しかしながら、名護市と額賀長官が結んだこのV字型の滑走路が日米合意の最終案にもうなってしまった。そして、実行可能な条件がこれから担保されていくということまで決められているのです。しかも、今島袋さんからありました額賀大臣との間で沖縄県・名護市が協議をするということであったはずなのに、まったく無いでしょう。これに対して沖縄県は非常に怒っていますよね。やられていないのですよ。この額賀さんとの合意だけやられています。そういうことからして、今さっきからの最初の部分で非常に引っ掛かっているのですけれども、市長のおっしゃる地域との対応を踏まえる・意向を踏まえるというのをやらなかったし、それから沿岸案反対の公約ではないということは合点がいきません。
目取真俊さん 飛行ルートはもちろん問題ですが、先ほどこれから政府と使用協定を結ぶと言いますけれども、4月7日以降から今までの流れを見ると、一方的に政府に押し切られているわけですよ。15年の使用期限も無くなりました。つまり造った基地は永久に置くということですよ。軍民共用も無くなりました。北部振興策も白紙に戻りました。県の意向も、市の意向も全部通らないままですね。政府に一方的に押しまくられています。こんな状態で、どんな使用協定が作られますか。絶対に名護市の上を飛ばさないという使用協定を作る自信がありますか、今の政府との力関係の中で。
それと、一昨日に宜野湾市に行きましたけれども、夜の10時頃なのに飛行場でエンジン調整をやっているわけです。この音がひどいんですよ。飛行ルートの問題だけじゃなくて、地上でエンジン調整やる時の音も大変な騒音なんです。この間ずっと、陸地に近いと騒音問題が大変だから2キロ・3キロ沖合にしようという議論を10年間やってきたわけですよ。今回、キャンプ・シュワブの中に造れば、辺野古の集落と700、800メートル位しか離れていないですし、これが今までの案よりもいいということはあり得ないです。同時にまた、埋立て面積が拡大して、キャンプ・シュワブ沿岸域や大浦湾のかなり広大な面積が埋め立てられます。今日は雨が降っていますけれども、名護市周辺をぐるっと車で回ったら、羽地内海とか周辺の海がいかに赤土汚染がひどいかわかります。こんなに大規模な埋立てをして、大浦湾と辺野古沿岸の海域を、赤土汚染も無い、藻場も破壊しない、漁場も破壊しない、そんな工事やるだけの技術が今の沖縄県にありますか。日本にありますか。潮流も変化すれば、泥も堆積すれば、あるいは機体を洗浄した汚染水が海域に流れるかもしれない。これが潮に乗って宜野座辺りまで流れていけば、そこら辺のモズクとかまで汚染されるかもしれないです。漁民の心配に対して、先ほど適切な対応をしますと言っていましたけれども、口で適切な対応と言うのは簡単ですよ。ほんとにできるのですかということです。普天間にしてもできていないから、伊波市長はじめ宜野湾市の基地対策課とかも苦労しているわけです。名護に来たら対応できるんですか?辺野古は1800名位しか居ない。宜野湾みたいに何万人も居ないからと米軍のやりたい放題になるのは目に見えています。むしろ、米軍はやりたい放題飛びたいから、辺野古に来たいわけですよ。どうやって今の名護市の力で対応できますか。それができるんだったらば、北部振興策打ち切りという閣議決定を止めてくださいよ。それさえもできない状態ですよ。どれだけの不安を市民は抱えていると思うのですか。
渡嘉敷ヨシさん あとで微調整しますなんてね、こういう公約はないです。建築家でいらっしゃる助役さんね、自分のお家を建て直しする時に、小さなところまで細々と打合せして予算立てをして、それから実行に入るのではないですか。できあがって、契約をして そのお金 いっさいがっさいの費用 のものをあとで調整しましょうというのは、一対一ではできますよ。住民と世界中とね、そういう方々が住む人殺しの基地を造るのに、お互いの話で やってしまって、あとで今戦争で亡くなって、もういろんな天変地異をみんな している人たちの声、ああいう人たちを見るときに、私たちは責任者ですよ。人殺しに荷担したのですからね。そんな思いで、テレビ見ても何しても、花見ても面白くないですよ。1年間で400万の花の苗木買って植えて赤い花 いっぱい桜咲かせても、楽しくないですよ。そんな思いで、ほんとの無駄遣い。基地・戦争・平和、何が無駄遣いですか。ほんとに きっちりですよ。これからまた10年間でもがんばります。
大城敬人共同代表 助役、いろいろ皆さんも言いたいことがいっぱいあるかと思いますが、たとえば先ほどの質問(1)のV字型について、これは概略ですよとおっしゃったのです。ところが、概略ではなくて、その埋立ての線まで日米合意最終案には書いてあるわけです。どういうように書いてあるかというと、「辺野古崎とこれに隣接する大浦湾と辺野古湾の水域を結ぶ形で設置する」と書いてあるのです。概略じゃないですよ。
末松文信助役 概略ですよ。
大城敬人共同代表 概略じゃないですよ。これの位置設定を細かにするとなったとしても、閣議決定の中にこれすら触れていませんよ、一切。ですから、これらについて「海ですか、沿岸ですか答えてください」と言ったら、概略だからとおっしゃっているけれども、今さっきのお答えはすべてにおいて具体的に調査されているかどうかという面においても、極めて論理的に非常に乏しいわけです、我々にしてみたらね。普通、腑に落ちると言いますよね、あっわかりましたと、助役、わかりましたと。こういうことを責任もってやったからには、市民に対して説明するのが皆さんの責任です。皆さんが合意したから、今こんな大きな問題になっているわけですから、これに対して説明をしなければいけないわけですよ。59000人に対して説明をしなければいけません。「市民のひろば」がある、インターネットがあるという話ではなくて、有権者である住民に対して、納税者である住民に対して、それぞれの要求に応じなければいけないわけですが、先ほどのこのことについて、市長は地方自治法の10条をどのように解釈しているのですかね、地方自治法第10条。
末松文信助役 第10条というと何ですかね。
大城敬人共同代表 住民です。これは、いろいろ調べても分かっていただけると思うのですが、今これまでご都合主義で行政委員とか拡大とかやっていますが、地域住民の人は何も説明を聞いていませんよね。聞いていないのですよ。説明されていませんよね。今回の問題について、直接説明をしていただきたいと言っているのです。なぜ地元住民への説明が必要なのか、地元から今日来ておられるので、皆さんから話していただきたいと思います。
安部和子さん さっき概略・概略とおっしゃいましたけれども、じゃあ市長はどこにしたいと思っているのでしょうね。2本のV字型滑走路が建設される場所はどこですかという質問に対して、「概略・概略、これから建設計画で明らかにされます」とおっしゃいましたよね。じゃあ、市長はそのあとも概略・概略とおっしゃっていますけれども、どこにしたいという意志をもって島袋市長は話合いをしているのですか。政府が提示されるままに建設計画で明らかにされればOKするということですか。
末松文信助役 概略と申し上げているのは、今市の図面にも示されているように概ねその場所だとは思っていますけれども、ただどこからどれ位離れた位置でありますよということがまだ具体的になっていない。こういうことで、概略と申し上げているわけです。そのことについては、今後協議会を設置して計画を一緒に作っていくと、こういうことになっていますから、できるだけ地元の意向を踏まえるという形で、できるだけ外に出してください、そう…
安部和子さん 「地元の意向を踏まえる、協議します」とこの前もおっしゃっていましたね。今日も何回も言っていますね。
末松文信助役 そうです。
安部和子さん でも未だに協議はされていませんよね。じゃあ、是非是非地元の意向を踏まえ、住民に説明会をして、協議して、それで政府と協議してください。
大城敬人共同代表 時間がありませんけれども、2番目の話については辺野古の皆さんにはこの10年間の思いがありますので、それを是非聞いていただきたいわけです。私が言う地方自治法の10条の問題もありますから、是非まず前の方から順に短時間2、3分ずつちょっと。
小禄信子共同代表 いつもお話を聞いていて有難うございます。実は、私たち10年間の闘いの中でいろいろ勉強させていただいておりますけれども、自然というのを昔は先代たちが大事に大事にしてきたのですよね、海も山もね。だからそのことを思い出すとね、これは守らないといけないね。私は最初そういうことを関わりあったことがないですけどね、これを見たら、やっぱり今ではっきり自分の考えを言わないとだめだねと思っているのですけれども、海も山も先代たちが大事にして、よく東巡りとか今帰仁巡りとかあるでしょう。これは昔の人がそれだけ大事にしたからそういうことがあって、私は大正生まれですのでよく祖父から聞いていますけれども、今の若い人にはそれを教える人が居なくてなんですけど、ほんとに今が大事な時なのですよね。皆さんも含めて、命はとっても大事だからね。今こそ皆さんとゆっくりと話し合ってね、いい案をしてもらいたい。
ほんとは、お宅も市長さんも一緒にもう1回辺野古の公民館に集まってね、ゆっくりとお話をしていただいたら、どんなにいいかなあと思う気持ちなのです。私は近いうちに86歳になります。だけどね、これを見ると、今病気をしたらいけないと思って、しっかりと自分に言い聞かせています。時々私は何となしに北部の方に行くとね、こんなに綺麗で私たちはこの酸素を吸って生きているねと思うと、絶対この自然を守らないといけないと、皆さんを含めて命を大事にしようと思っているところでね。助役さんも来ていただいていますけれども、もう一回市長さんからお話を聞いて納得のいくようにしていただきたいと思います。私たちは半分半分、半信半疑で居る人も居るし、お金が下りるとか何とかいうデマがとんでいることもありますのでね、ほんとにはっきりしたことを教えていただいたら、ほんとにこれからはお宅も市長さんも重荷が軽くなると思います、皆に話してくださったらね。それが私たちの望みなのです。決して喧嘩腰じゃなくて話し合いをしたら、何かいい案ができるんじゃないかねといつも思っているのですね。敬人さんは10年ずっと一緒に海の闘いをしてきまして、その海の闘いの場所を見るとね、確かにあんなに死ぬ覚悟でやっていたのにこれを止めてはいけないねと思って、今は毎日毎日、一日一日と勉強会ですので、それをやりながらまいりましたので、よろしくお願いします。それから、屋比久さんももう一辺一緒に辺野古に来てお話をしてくださったら、ほんとに皆が安心するだろうって。これは命に関わることですからね、ほんとに一人一人の皆の命に関わることですからね。ほんとにこれはお願いしたいと思っています。まあ簡単ですけれど、そういうことで参りましたので、よろしくお願いします。
宮城清子さん 私も辺野古のおばあの一員です。日本では唯一の地上戦が行われて、今命の問題をお話しましたけれども、ほんとにたくさんの人が大事な命を失われました。私たち名護市の地域でも、多くの住民が大事な命を失って、残った者も家屋をみんな焼かれて、食べ物も無い、非常に困っているときに残ったのが辺野古の海なのです。この海の幸から出てくるもので、子や孫が育まれた。その恩義で私はがんばらなければならない。子供たちを生かさなければいけないという思いで、今がんばっております。もし今政府がこのままこれを強行するならば、私たちは命をかけて闘おうと思っております。どうか政府の皆さんにもそういうことを伝えて、直ぐに今白紙撤回を私は切にお願いします。
大城敬人共同代表 助役、先ほど説明不十分でしたが、今度平成11年12月28日の閣議決定が廃止されましたね。その時の閣議決定には廃弾処理が入っていましたね。今回の閣議決定には廃弾処理が入っていませんね。それで、非常にこの問題で心配されているのが島袋文子さん、今日大きな写真も持って来ておられますが、自分の家の塀が割れています、説明していただきたいと思います。廃止された廃弾処理問題は、防衛施設局と相談してやりますなどという話になっています。
末松文信助役 いやすでに事業を始めていますよという話を、さっき説明しました。
大城敬人共同代表 だから、これが廃止されますので、それについて…。はい、どうぞ。
島袋文子さん 島袋です。2度目ですね。何回もなりますけど、よろしくお願いします。
廃弾処理のために、私のお家はこういう風になったのです。これは塀なのです。玄関がここです。ずっと裂けています。そこだけではなくて、お家も傾いてきて、あっちこっち歪んでくるのですよ。それを何回か私は市役所にもお願いして、何名かの方が何回も写真を撮ったり、見に来てくださったりしたのです。お家がこうなってから10何ヵ年もなりますけど、今度は防衛庁に行って話してきますからもうちょっと待ってくださいと、待ちました。それが今までちゃ―待ち。
末松文信助役 島袋さんの家はどの辺ですか。
島袋文子さん 私は、久辺中の向いです。
末松文信助役 久辺中の向い。道向い。はあ、そうですか。
島袋文子さん 見に来る人はたくさん居ます。
末松文信助役 じゃあ、宮里君、明日早速島袋さんの家を訪ねて、現場を精査した上で防衛庁に僕が言うから。現場調査するように、それをやってちょうだい。
島袋文子さん 10何年も今度行きます、今度行きますって、今まで行ってないのです。何の返事もありません。
末松文信助役 これは早速手配しますからね。
島袋文子さん それの返事もしきれなくて、廃弾処理の解決もできないままで、こっちにヘリポートを造って、海の上を飛ぶのだから影響が無いと思っていますか。騒音もない、危険もないと思っておられますか。
末松文信助役 いや決してそういう風には思っておりません。
島袋文子さん 思っていないのに、なんで行政委員だけに話して、一般には何の説明もなしに、大和に行って飴玉をなめさせられたのか、それともワインを飲まされたのか分からないけれど、笑い事じゃないですよ。一晩にしてOKするということはどういうことですか。一般には何の説明もやっていないですからね、納得してないのですよ。それを住民に何の話もしないで、市長でも1人では市長になれないですよね。皆の力でしか市長になれないですよね。市長さんというのは、たとえば名護だったら名護の子供たちのことを考えてくださるのが市長さんの仕事であって、ただ大和に行ってきます、はい行ってきましたでは、政府でどのような話になったのか全然わからん。だからそれを納得の行くように話をやってくださいと言うのはそこなのですよ。私がこの間も来て説明してくださいというのは。私には事業はわかりません。ほんとにヘリポートを造って住民が安全なのか。辺野古だけではない、地元だけではなくて、久辺3区、十区の会も、ほんとにこっちから飛行機飛ばして安全なのか。もし事故が起きたら責任はだれが取るのか。名護市がとるのですか。
末松文信助役 島袋さんがおっしゃることについては、私どももよく分かっているつもりであるのですが、市長としていろんなご意見がある中で、総合的に判断されたことだということでございますので、ひとつご理解を賜りたいとこう思っております。もう時間もありませんので、今日のところはこれで失礼させていただきます。
大城敬人共同代表 助役、ちょっと待ってください。整理して終わりたいと思うのですが、今日助役は30分だけしか居れないよということでしたが、こうして十分とは言えませんが、我々の意見もある程度聞かれたと。今日お答えになった点の矛盾とかあるいは至らないとかいうことが、多々あるわけです。今後これを詰めていけば、どうしても住民が納得できないということになってくると、やっぱり市長としてこれについてのちゃんとした判断をしなければいけない、そういう局面も出てくると思うのです、問題について。今助役が言われたように、市長の総合的な判断と言ったってね、1人の人間の知恵ですよ。制限がありますよ、天才でも秀才であったとしても。文殊の知恵であってね、市民全体の知恵で問題は解決されるべきであって、たかだか1人の市長が総合的に判断しましたからって、誤りではないなんていうことはないと思うのです。ですから、今我々はただしているわけです。これについても、やはり誠意を持って対応していただかなければ、市民はものすごく反発すると思うのですよ。我々はすべて道理に踏まえて、道理に基づいてやっているわけですから、無理難題を今市長に申し上げているわけじゃないのです。道理を説いているわけですよ。
そういったところで、これからもすぐに明日・明後日できるのかどうか分かりませんが、今日今さっき助役もおっしゃったように、今日はこれで終わりにします。我々もお答えを精査するし、そしてまた新たに出てきている問題もあるわけですから、そういったことを詰めた話をしないといけません。住民への説明はしないとおっしゃるわけだから、それをやれば何もここでやる必要はないですよ、正直な話。これがないから疑問を出して、それを明らかにしながら我々も市民に返していく責任がありますから、大変な仕事なのですよ。皆さんに代わってやっているようなものでね。そこは十分にご理解いただいて、今後も十分に時間を作って市民の理解を…。
目取真俊さん 10秒間だけちょっとお願いします。今日は長時間どうも有り難うございました。最後に一言お聞きしたいのは、是非市長本人が市民の前に顔を出してください。それが市長の最大の義務だと思っています。市長本人が市民の前で説明してください。よろしくお願いします。
大城敬人共同代表 次は市長を出してください。今日はこれで打ち切りですね。じゃあ、改めてまた。
末松文信助役 ほんとに有難うございました。
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